2022-07-15(金)第14回

最終更新: (更新者 鈴木 靖

15:00-15:50 いまを知る発表

 担当:4班(武田・白鳥・玉井)

 15:00-15:20 プレゼンテーション

 15:20-15:40 ディスカッション

 15:40-15:50 発表

 

15:50-16:00 休憩

 

16:00-16:50 輪読発表

 輪読論文:安江伸夫「習近平政権の対日政策:『反日』と内政の奇妙な一致」

 担当:5班(中谷・田中・堀)

 16:00-16:30 輪読発表

 16:30-16:50 ディスカッション結果発表

  

安江伸夫「習近平政権の対日政策:『反日』と内政の奇妙な一致」(文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要第49号、2018年1月).pdf 安江伸夫「習近平政権の対日政策:『反日』と内政の奇妙な一致」(文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要第49号、2018年1月)

 

 

16:50-17:30 補足

 尖閣諸島問題について

 

標準世界史地図 40 十八世紀のアジア(清・修正済).bmp 標準世界史地図 40 十八世紀のアジア(清)
纐纈厚「大陸侵略思想の構造と系譜」(情況第2期第11号 1994年12月).pdf 纐纈厚「大陸侵略思想の構造と系譜」(情況第2期第11号 1994年12月)
「三国通覧輿地路程全図」(林子平『三国通覧図説』1785年(天明5年)刊 西尾市岩瀬文庫蔵)
「琉球国全図」(林子平『三国通覧図説』1785年(天明5年)刊 西尾市岩瀬文庫蔵)
林子平『海国兵談』(1791年(寛政3年)刊)巻16
佐藤信淵『混同秘策』(1818年)
吉田松陰『幽囚録』(一部抜粋).pdf 吉田松陰『幽囚録』(1868年(慶応4年)刊)

 

西暦

和暦

出来事
1609 慶長14

明初、洪武帝の冊封受け、朝貢関係にあった琉球国を、島津家久が征討(日中の両属関係の始まり)

1871

明治

4

7月、日本と清の間で最恵国待遇条款なく、領事裁判権を相互に承認する平等な条約が結ばれる(日清修好条規)

11月、宮古島民69人が台湾に漂着し、うち54人が先住民に殺害される(宮古島民遭難事件

72 5 9月、勅令により琉球王国を改めて琉球藩とし、国王尚泰を藩王とし華族(侯爵)に列する
73 6 1月、備中国(岡山県)柏島村の船が台湾に漂着し、乗組員4名が略奪を受ける
74 7

5月、陸軍中将西郷従道率いる日本軍が台湾南部を攻撃(台湾出兵)

8月、内務卿大久保利通がボアソナード博士とともに北京へ赴き、講和交渉を行う

10月、英国公使ウェード(T.F.Wade)の調停により互換条款調印、前文の中で「台湾生蕃嘗て日本国の属民等を将て、妄りに害を加ふる」と間接的に琉球を日本の属地と認める

79 12

3月、琉球藩を廃し、沖縄県を設置(琉球王国の消滅)

5月、清が米前大統領グラントに日本との琉球帰属問題の調停を依頼

80 13

10月、琉球の帰属をめぐる日清間の交渉が、宮古・八重山両群島を清の領土とする引き換えに、日清修好条規に欧米並みの最恵国条款を加えることで妥結(分島改約条約)

11月、清の保護を求めるため渡海した琉球の官僚林世功が、分島改約条約に抗議し、「一死なお社稷の存するを期す」と辞世の句を残して自刃

81 14

1月、清が期限までに分島改約条約の調印・履行をしなかったため、交渉決裂。

85 18

12月、沖縄県が尖閣諸島を調査、国標建設を上申

90 23

1月、沖縄県が水産事業者の取締のため、尖閣諸島を八重山島役所所轄とするよう上申

91 24

12月、沖縄県が八重山島警察署に尖閣諸島を暫定的に所轄するよう指示

93 26

11月、沖縄県が水産事業者の取締のため、尖閣諸島の所轄編入と国標建設を再上申

95 28

1月、日本政府、漁業者取締の必要性から、尖閣諸島(魚釣島、久場島)に国標建設を認め、沖縄県所轄とすることを閣議決定(尖閣諸島の領土編入

4月、日本と清が講和条約締結、清は韓国が独立国であることを承認し、遼東半島、澎湖島、台湾を日本に割譲し、2億両(約3億円)の賠償金を支払うことを承認(下関条約)

43 昭和18

11月、米中英の首脳がカイロで会談し声明を発表、日本に「満洲、台湾及び澎湖島のような日本国が清国人から盗取したすべての地域を中華民国に返還すること」を要求(カイロ宣言

45 20

8月、日本がカイロ宣言の履行などを求めたポツダム宣言を受諾

 

 

 

西暦

和暦

出来事
1999 11 11月、小渕首相が中華人民共和国建国50周年の式典に参加するため訪中
2000 12 10月、朱鎔基首相が訪日、TBSの番組「筑紫哲也スペシャル」にゲストとして登場、市民100人と直接対話する
01 13

8月、小泉純一郎首相が靖国神社を参拝、中国のメディアが批判報道を行う

11月、中国の世界貿易機関(WTO)加盟が承認される

02 14

馬立誠がオピニオン誌『戦略与管理』に「対日関係新思惟(対日関係の新思考)」を発表

12月、周永康が公安部長に就任(~2007年10月)

03 15

3月、共産主義青年団(共青団)出身の胡錦濤が第10期全国人民代表大会で国家主席に選出される

04 16

8月、北京で開催されたアジア杯決勝で反日デモが起こる

05 17

4月、日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りと、『新しい歴史教科書』の検定合格に抗議し、中国各地で反日デモが起こる

同月、中国が日本の国連安保理常任理事国入りに反対票を投じる

06 18

10月、安倍晋三首相が訪中、胡錦濤国家主席と会談し、日中歴史共同研究を開始することで合意(報告書の発表は2010年)

08 20

5月、胡錦涛国家主席が訪日

同月、四川省汶川県で大地震発生、日本が救助隊員を派遣

8月、北京オリンピックが開催される

10 22

9月、中国籍のトロール漁船が尖閣諸島周辺の領海に侵入、退去を求めた海上保安庁の巡視船に体当たりし、船長の詹其雄らが逮捕されるが、中国側の圧力により処分保留で釈放

11 23

3月、東日本大震災が発生

12 24

7月、太子党(高級幹部の子弟)の一人で重慶市共産党委員会書記の薄熙来が、収賄罪や谷開来夫人による英国人殺害などに関連して起訴される(薄熙来事件)

8月、北京で丹羽宇一郎大使の乗る公用車が襲われる

9月、野田佳彦首相、尖閣諸島を栗原家から購入し、国有化

同月、中国各地で尖閣諸島国有化に抗議する反日デモが発生し、日系の企業が被害を受ける

13 25

1月、習近平が党中央規律検査委員会で「虎もハエも同時に叩く」というスローガンを掲げ、党内の汚職根絶に着手(反腐敗運動)

3月、習近平が全国人民代表大会で国家主席に選出される

12月、安倍晋三首相、靖国神社に参拝

15 27

4月、周永康が収賄・職権乱用・国家機密の漏洩の3つの罪で起訴(のち無期懲役刑が確定)

18 30

10月、安倍首相が日本の首相としては7年ぶりの訪中

19 令和元年

6月、習近平国家主席がG20大阪サミット参加のため訪日