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1903年、大阪博覧会にあわせて開催された人類館で、アヘンを吸う纏足女性の展示が計画され、清国留学生が抗議する事件が起こりました。
下に掲載した福田州平氏の論文を読んで、そこにどのような問題があったのかを考えてみましょう。
西暦 | 出来事 |
95 | 4月、清、北洋大臣・直隷総督李鴻章を講和使節全権として日本に派遣し、日本側全権首相伊藤博文と外相陸奥宗光との間で講和条約締結(下関条約) |
96 | 6月、最初の清国留学生の一団13名が来日(清国留学生の始まり) |
98 |
6月、近衛篤麿、清との関係強化を目的として同文会を設立 11月、同文会と東亜会が合併して東亜同文会を設立 |
1903 | 3月、大阪博覧会にあわせて開催された人類館で、アヘンを吸う纏足女性の展示が計画され、清国留学生らが抗議(人類館陳列事件) |
04 | 2月、日露戦争開戦 |
11 | 10月、武昌で革命派が蜂起(辛亥革命) |
12 |
1月、孫文を臨時大総統とする南京臨時政府が発足 3月、袁世凱が清朝の宣統帝の退位と引き換えに、孫文に代わって大総統に就任し、北京政府を発足 |
15 |
1月、日本、袁世凱政権に対し、「対華二十一か条要求」を提出 |
頁 | 参考資料 | |
217 | ![]() |
王宇著・後藤裕也訳「辛亥前後の中日政治における人生の邂逅―肅親王善耆と川島浪速の関係に関する史的考察」(『近代世界の言説と意象―越境的文化交渉学の視点から』2021年1月) |
229 | ![]() |
福田州平「第2章 博覧会における『文明』と『野蛮』の階梯―人類館事件をめぐる清国人留学生の言説」(OUFCブックレット 1 2013年) |