02 構成表(修正稿): リビジョン

最終更新: (更新者 鈴木 靖

 

SQ

SC

映像

音声

効果音・BGM

ナレーション

①オ|プニング

ヘイトスピーチ ヘイトスピーチ    

北朝鮮に対する街宣活動は同国の核開発に対する批判も含まれるため、すべてがヘイトスピーチとはいえません。ここには在日コリアン全体に対するヘイトスピーチの映像を入れた方がよいのでは?

在日コリアン      

 在日コリアンとは、朝鮮籍を持つ在日朝鮮人と韓国籍を持つ在日韓国人の総称です。朝鮮籍とは、戦後、韓国籍などを取得しなかった人々を指すもので、北朝鮮籍を持つという意味ではありません。

 在日コリアンの人々は、日本が朝鮮半島を植民地支配していた時代に日本へ渡り、戦後はさまざまな事情から日本で生活基盤を築き、定住している人々を指します。現在、日本には約47万人の在日コリアンが暮らしています。

         在日コリアンの人々は、自分のアイデンティティを守るために、民族教育のための学校・朝鮮学校を作りました。

②朝鮮大学校とは

朝鮮大学校の紹介 朝鮮大学校    

東京都小平市にある朝鮮大学校。

民族教育の最高学府です。朝鮮総連系の教育機関ですが、学生には韓国籍や日本籍など多種多様なバックグラウンドを持つ学生が通っています。

(朝鮮大学校のハングルで書かれた正門の方の映像・飯田が撮影:21秒目ぐらいからフェードアウト)

 創立は1956年。3年後の1959年にここへ移転しました。

 外国語学部、経営学部、理工学部、体育学部など8つの学部があり、1年制の朝鮮文化コースや研究院も設置されています。

(校舎の外側からの映像・「朝鮮大学校の校舎の外側」と説明書き必要・飯田が撮影:35秒目ぐらいからフェードアウト)
 学生たちの多くは、同じようなルーツを持つ仲間と共に学ぶことで、自分をより深く理解できると考えているそうです。

(パワポで図を表示:各枚数2秒ずつぐらい・所要時間17秒ほど)

 

③朴君の生い立ち

  法政校門前    

外国語学部で学ぶ朴チャンソンさん。三年生。

今回、この朴さんから在日コリアン学生としてのお話を聞くことができました。

(朴君が法政に来るところの映像・響ちゃんが撮影したやつの①or ビデオカメラで撮ったもの・所要時間13秒ほどでフェードアウト)

       

朴さんは在日3世。(朴君が話している映像・ビデオカメラのもの・音声なしで・所要時間12秒ほどでフェードアウト)
在日1世のおじいさんは16歳のときに来日。来日の理由は、勉強のためであったと聞いていたようですが、後に経済的にも困難な生活を強いられことが理由の1つであったと聞かされたそう。(おじいさん、おばあさんが映ってるアルバムの写真・ズームインしていく・朴くんのおじいさんとおばあさん、朴くんの表示必要・響ちゃん撮影「幼少期」3つ目・所要時間20秒ほどでフェードアウト)
おじいさんが渡日してきた1940年頃は、日本がアジア太平洋戦争を始めた時期であり、物資や人が減少、統治下にある朝鮮で作った農作物のほとんどが日本へ送られるなど貧困状況が続いていた時代でした。このような時代に朝鮮南部、現在の大韓民国にあたる地域から渡日してきたおじいさんと、日本で生まれたおばあさんは出会うこととなります。(日本が戦時中の資料映像・朝鮮人の徴兵の映像資料→鈴木先生に頼む・所要時間33秒ほど)
朴さんが幼稚園生のときは日本の幼稚園へ通い、小中高は朝鮮学校で同じようなルーツをもつ仲間と共に勉学に励んだといいます。幼稚園では、自分の名前がみんなと違うことを少しずつ意識し始め、自分は日本人ではないかもしれないと幼いながらに思ったと言います。(響ちゃん撮影の「幼少期」1つ目の朴君の写真、静止画3枚をクローズアップしていく・所要時間27秒ほど=1枚につき9秒ほど)
その後小学校から朝鮮学校へ通うこととなり、自分のアイデンティティに誇りをもてるような環境で育ったことを嬉しく思う、とウリハッキョを愛しむように話してくれました。(響ちゃん撮影「幼少期」学校アルバムの表紙写真・静止画・「ウリハッキョとは」の説明書きを画面上に表示が必要・所要時間16秒ほど)

このように話してくれた朴さんですが、辛い経験も語ってくれました。(上と同じ映像・8秒ほど=計24秒)

(みおちゃん)

字幕で「実際に差別を受けたことはありますか?」
インタビュー映像(1本目の11:09~11:34)(電車内、校章の話)

また、在日コリアンの人々は、嫌みを言われるだけではなく、住居を契約する際や就職活動において、不当な扱いを受けています。

朴くんも引っ越しの際に「日本人の保証人がいないと入居できない」「朝鮮人おことわり」と言われたことがあるそうです。(住宅、家主のイメージ図?フリ―素材?)

就職活動においても、同じように「外国人おことわり」「朝鮮人おことわり」にしている企業がいまだに存在しています。
朴くんの周りにも、本名で就職活動を行い、書類審査で落とされたり、朝鮮大学校出身というだけで落とされたりした友人は多いそうです。

さらに、ネット上での在日コリアンに対するネガティブな意見についても聞いてみました。

字幕で「ネット上で、在日コリアンに対するネガティブな意見を目にしたことはありますか?」
インタビュー映像(2本目15:05)「相当あります(苦笑)」

(特にTwitterとYouTubeには酷い書き込みが見られるといいます。)(←時間があれば)

インタビュー映像(2本目15:15~15:43)
「スパイ養成学校」「乞食」「母国に帰れ」「反日教育している学校」「おれたちの税金血税を使うな」

このような在日コリアンに対する行動は、日本人の無知からくるものだと、朴くんは述べています。

 

④アンケート結果

       

実際、私たち学生が在日コリアンについてどれほどの知識があるのかを調べるため、大学生を対象に独自のアンケートを実施しました。
字幕*法政大生35% 他大学65%、国際系学部27.2% その他72.8%
得られた103件の回答の結果、

資料例

 

 

 


8割を超える大学生が在日コリアンの存在を知っていると回答したにも拘らず、在日コリアンが存在している理由を知っている人と答えた人は全体の4割ほどしかいませんでした。

また、在日コリアンについての事件や問題で知っていることがあるか、自由記述を求めたところ、103人のうち56人(54%)が「特にない」「知らない」と回答し、27人(26%)が「差別やヘイトスピーチが行われている」と答えました。一方で、「授業料無償化」「朝鮮学校前でのヘイトスピーチ」といった現在問題になっている具体的事件の回答は3件しか得られませんでした。
この結果は、私たち大学生世代がいかに在日コリアンについて知識がなく、関心が少ないかを示していると言えます。

⑤友好活動

       

(インスタの写真)このような現状を改善するため、パクさんは朝日日朝大学生友好ネットワークの代表を務め、様々な活動をしています。
このサークルは日朝平壌宣言の精神に沿って、日本の大学に通う大学生と朝鮮大学の学生が朝日日朝の未来を共に切り開こう、という理念のもと結成されました。

(関連画像入れる?) 字幕*日朝平壌宣言とは、2002年9月小泉総理と金正日総書記が交わした共同宣言。過去の植民地支配に対し「痛切な反省」と「こころからのお詫び」を表明し、拉致・核・ミサイル問題を解決し国交正常化の実現に向けてあらゆる努力をするとした。

活動としては主に、朝鮮大学のキャンパスで日本の大学生と在日コリアンを取り巻く問題についてディスカッションをしたり、日本の大学とお互いに学園祭に招待しあうなど、理解を深めてい(るといい)ます。

インタビュー映像
どのような思いで活動をしているか
どこ入れたらいいか分からない……または別の部分?
「大学生ってのが、~次の世代を担っていくし~」←取材

⑥今後の課題

       

今後のビジョンについても話してくれました。(ビジョンというか課題?)
インタビュー映像
朝鮮大学校の学生としては~課題かなって思います。42:12~43:02
【それらのことを踏まえて、朴さんが解決したいと考えている問題は~】

(やちょう)
主に3つあります。一つ目は朝鮮高校への高校無償化、二つ目は外国人幼稚園への幼稚園・保育園などの教育費を国が補助することという幼保無償化の適用、三つ目は地方自治体の補助金の再開です。他にもたくさんの問題が存在していますが、これらを解決しないと前に進めない、と朴君は確信しています。(1つ目・2つ目・3つ目っていうスライド表示?)

 

(ゆめちゃん)
案1
 【一体】これら問題にどれほどの日本人が関心を寄せているでしょうか。私たちが行ったアンケートにおいて在日コリアンの問題として知っていることを聞くと「高校無償化」や「幼保無償化」と回答した人は103人中1人しかいませんでした。(整理したアンケート結果を表示)
そんな中、昨年の11月2日に日比谷公園で朝鮮幼稚園が含まれる「各種学校」が幼児教育、保育の無償化から排除されたことに抗議する集会が行われました。パク君によると5000人以上の人が参加し、そのうち、1000人ほどは日本人の参加者でした。(集会の静止画または無音のニュース映像)
 しかし、このような大規模な抗議運動が日本の中心である東京で行われたにもかかわらず、このことが主要メディアで報道されることはほとんどありませんでした。ネット上においてもすぐに見つかるものは「Yahoo!ニュース」と「西日本新聞ニュース」が取り上げているだけだったのです。(2つの記事を表示)

 

(さきちゃん)
【一方で】地方自治体の中には朝鮮幼稚園の懇願を受け、外国人学校の幼稚園、つまり朝鮮幼稚園への幼保無償化を認めた市も存在します。神戸の宝塚市や兵庫の伊丹市がその例です。しかし、これらは朝鮮幼稚園からの懇願が僅差で可決されたに過ぎません。そして、これらの事例は全国的に珍しく多くの自治体では朝鮮幼稚園は幼保無償化の対象外とされています。
朴君はこの問題についてこう話します。

朴君の言葉(♪-16:18~-15:34)
「多文化社会が叫ばれている今日でそういう社会を積極的に作るためにそうやって地方自治体が積極的に動いていくようにしてくれたらなと思っていますし、まあまず言うならそういう政府とか地方自治体を作る日本の有権者の方々がもっと政治とかに関心を持って頂いて、自分の国のこととか自分が住む社会のことについてもっと関心を持ってほしいというのが僕の正直な気持ちです。」

⑦理想の社会

       

そして朴君は理想の社会についてこう話します。

朴君の言葉(♪-14:08~14:34)
「皆が皆、いろんな背景をみなさん持ってるじゃないですか、特に在日朝鮮人に関しては少数、社会的マイノリティですけど、でもそういう人たちも込みで皆がみんなが堂々と暮らしていけるそのような社会に、ましてやそのようなことを保証する制度とか、そのようなことが実現出来たらなと僕は感じています。」


(ななかちゃん)
風景映像or朴君インタビュー映像(無音)?
このように在日朝鮮人についての教育や制度が充分とは言えないと語ってくれた朴君。朝鮮学校での経験や所属団体の活動を通して、韓国人・朝鮮人(朝鮮民主主義人民共和国の人々?北朝鮮人?)に向けて伝えたい事は何なのでしょうか?

韓国・北朝鮮を象徴する映像
朴君は、これまで韓国や朝鮮民主主義人民共和国の人々とも交流してきました。
在日朝鮮人という特殊な存在を理解し、今日まで絶えず支援してくれている、精神的な拠り所であり、堂々と自分が在日朝鮮人として堂々とできる空間だという朝鮮民主主義人民共和国。一方、在日朝鮮人の故郷(ルーツ)であり、親しみも感じるという、南・韓国では、在日朝鮮人や朝鮮学校の存在を知らない人や正しく認知されていないと感じることが少なくないそうです。
“ウリハッキョ”(朝鮮学校)と在日朝鮮人の社会を自分の民族の誇りとして応援してほしい、分断されてしまった悲しい歴史を克服し朝鮮半島の平和統一に向けて同じ民族として頑張っていきたい、と朴君は話します。そして私たち日本人に今伝えたいことは一体何なのでしょうか?

朴君インタビュー映像(日本人に伝えたいこと)

★17:26~17;39
「在日朝鮮人の問題っていうのは、もちろん僕たちの問題でもあるんですけど、これを日本の方々が自分たちの問題として認識していただけたらなっていうのはすごい僕は切に思っています。」
★19:00~19:44
「~日本で起きているあらゆる問題が解決されないといけないし、もちろん僕は朝鮮人としてのアイデンティティを以て堂々と日本社会で生きていきたいなと思っているので、お互いがお互いの違いを認めて尊重できる社会にするために、もっともっと歴史もそうですし政治とか社会で起きていることについて、一緒に学んでいくっていうのが必要ではないかなと僕は思っています。」

 

 

(ももかちゃん)
音楽?流し始め、エンディングの流れ
静止画か動画
        ↓
同じ日本社会で暮らす在日コリアンの人々。
果たして、私たち日本人は関心を持って彼らの声に耳を傾けてきたでしょうか。

      場面切り替え
何か国旗とか少し真面目な感じが良さそう?
        ↓

同世代の朴くんから実際にお話を聞いた私たちは、在日コリアン、そしてその1人である彼の声を少しでも多くの日本の若者に届けたいという思いでこの作品を制作しました。
一度作った凄惨な過去はどんなに悔やんでも消えることはありません。ですが、これからの日本社会を担っていく私たちが歴史と向き合い、彼らの置かれた状況を知り、これらの状況を改善するべく互いに歩み寄って生きていくべきではないでしょうか。

ここから切り替え、エンディング、4.5人で歩いてる?やつ明るい歌未来っぽい歌
        ↓
パクくんが私たちに語ってくれた、「知ったからにはとことんその問題と向き合ってほしい」今こそ、この言葉が必要だと思うのです。

⑧エンディング

         

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