第5回 レポートの書き方: リビジョン

最終更新: (更新者 鈴木 靖

ディスカッションの方法

 

 就活などでも重視されているディスカッション。グループの中で情報を共有し、互いの意見を聞き、議論することでより良い結論を出すための活動です。今回はディスカッションに必要な準備やその方法について学びましょう。

 

1.ディスカッションの準備

 

 ディスカッションの際には(1) 筆記用具、(2) 情報検索ツールの2つが必要です。まずはその準備から始めましょう。

 

①筆記用具

 他者の意見を聞く際には、ポイントをメモするようにしましょう。質問や意見を述べる場合に必要になります。

 

②情報検索ツール

 事実関係を確認できるよう、第一回の授業で学んだ情報検索ができるパソコンやスマホなどを用意しておきましょう。

 

 

2.ディスカッションの方法

 

 ディスカッションを行う際には、次の点に注意が必要です。

 

①批判的思考(Critical Thinking)

 他者から伝えられた情報を鵜呑みにせず、その情報源は何なのか、確かな情報なのかを常にチェックするようにしましょう。

 

②論理的思考(Logical Thinking)

 信頼できる情報やデータをもとに、合理的な判断をするようにしましょう。

 

③建設的議論(Creative Discussion)

 ディスカッションを建設的なものにするためには、次の点に注意が必要です。

 

  1. 司会と書記を決める‥‥最初に司会と書記を決め、議事の進行と記録を行うようにしましょう。
  2. メンバー全員の意見を聞く‥‥ディスカッションは他者の意見を聞く場です。メンバー全員の意見を聞きながら、衆知を集めていきましょう
  3. 直接的な批判は避ける‥‥頭から批判されると意見が出しにくくなります。他者の意見に事実誤認や不合理な点がある場合には、それを批判するのではなく、質問を通じてその誤りや不合理な点を明らかにするようにしましょう
  4. 反対には代案を‥‥他のメンバーの提案に反対する場合には、必ず代案を出すようにしましょう。反対するだけでは、建設的な議論はできません。
  5. 議論の取りまとめ‥‥最後に司会が議論の取りまとめを行ってください

 

検察官の定年延長問題に関する衆議院予算委員会で質疑(立憲民主党・枝野幸男 2020年2月26日)

 

履歴