こんにちは、復旦大学に留学している王林思遥です。11日~13日は大連に滞在し、12日は旅順に地下鉄に一時間半ぐらい乗って行きました。
中国人から日本人は旅順で歓迎されないから行くのはやめた方がいいとか、百度で「旅順 日本人」と検索すると「旅順は日本人が入るのを禁止されている街」という記事ばかり出て来るので行くか迷っていました。
そこで中国東北出身の周先生(3年から履修できる中国語アプリケーションの授業でお世話になりますよ)に旅順について聞いてみたところ、日本人を連れて旅順に3回行ったこと、百度の写真は日本が中国を侵略した歴史を否定する人は来てはいけないという意味だから善良な日本人なら大丈夫、もし心配なら観光センターや旅行会社で聞いてみたらいいのではとアドバイスをされたので行く決心をしました。
歴史を学ぶために旅順に行きたいのですが日本人は行けますかと聞いたところ、観光センターの方は日本人を旅順に連れていけない、自分で行くなんて絶対無理と冷たい反応をされました。部屋にもどり2018年8月に旅順に行った方のブログがあったので大丈夫だろうと思ってダメ元で行きました笑
しかし旅順でパスポートを見せることはなかったのでなんとかなりました!
旅順駅からバスに乗り旅順日露監獄跡地、白玉山、旅順軍港、旅順火車駅に行きました。
旅順日露監獄跡地では、ガイドの方について30分ぐらい回るのですがガイドの方が早く館内の写真を撮るので精一杯でした。写真を撮る回、ガイドの説明を聞く回と2回ぐらい入館しても良かったなと思いました。ガイドの説明は日本の悪口が多く、安重根が英雄として語られていたり、拷問が悲惨だったことなど学ぶことができてよかったです。
次に白玉山に行きロープウェイに乗り山頂まで行きました。ロープウェイが止まっていたので乗れないと思っていたのですが前の中国人が買っていたので買いました!空気が汚いため曇っていましたが高い場所から見た旅順の景色はとてもきれいで鳩がたくさんいました。軍港から見た海、ロシア風の建物の旅順火車駅など見れてよかったです。
旅順には悲惨な歴史があるのですが、和平の象徴である鳩たちのようにいつか日本と旅順の間にも友好関係が結べたらなあって思いました。
近くに本物の軍港があり写真を撮ることができない場所があるので標識は気をつけて見てください。
旅順火車駅で写真を撮っていたところ、近くの建物から兵士が出てきたのでこの近くは軍港であると改めて認識し少し怖かったです。
行くか行かないか迷い、日本語話すのも怖かったのですが、監獄に行き歴史を学んだり普通に旅順を観光できたので行ってよかったです!ネットの情報に惑わされず実際に行くことが大切だと思ったので是非旅順にも行ってみて下さい(^ ^)
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鈴木 靖王林さん
旅順旅行についての報告ありがとう。
私も30年ほど前に旅順に行ったことがあります。当時は外国人には未開放の場所だったのですが、勤め先の先生が同行してくれたので、人民服を着てこっそりといろいろな場所を見学しました。安重根が処刑された絞首台、日露戦争で激戦地となった二〇三高地。昔のままの姿で残っていました。
日清戦争(1894-95)、日露戦争(1904-05)、アジア太平洋戦争(1931-45)と、日本は領土拡張のために半世紀にわたって戦争を続けたわけですが、けっきょく何も得るものはありませんでした。それどころか、北方領土さえ返還されない状況が続いています。
ちなみに戦前、海軍軍人でありながら反戦論を唱えた水野広徳は、29歳のころ、日露戦争の旅順口閉塞作戦に参加しています。当時は典型的な軍国主義者だった彼ですが、その後、第一次世界大戦後のヨーロッパを視察した際に近代戦の惨状を目の当たりにし、戦争反対を唱えるようになったそうです。
それでは、続報を楽しみにしています。