こんばんは、梁です。さて、2018年も残りわずかですね。皆さんにとってどんな一年になったのでしょうか。日本の今年の漢字は「災」でしたね。中国では、漢字一文字ではなく、一つの単語で一年を総括する方が多いと高級聴力の先生に教えてもらいました。例えば、僕のこの一年を単語で表現すると、「後悔」になりますね。この三日間は自分のこの一年を振り返りながら、学校のグラウンドでずっと散歩しています。上海は昨日また雪が降り、気温も下がって寒くなりました。新年出掛ける人が多いと思いますが、皆さん風邪をひかないように気を付けてください。
これから書くことは既に何方か書かれたのでしたらすみません。僕が今まで書く機会がなかったしくじりをいくつか書こうかなと思います。まずは11月末ですかね、自分はまさかのホテルのルームキーと学園カード(食堂カード)、交通カードをまとめてなくしました。その経緯はもう二度と思い出したくないので書きませんが、取った行動をここに書きます。まず何処で失くしたのかすら分からなかったので、警察は断念しました。中国では警察にだけはお世話にならないでください。相当面倒くさいので。中国人でさえ警察が嫌いな人が多いです。ルームキーに関しては、ホテルのフロントに行って作り直してもらいました。金額は100元です。その月の食費が一気に吹っ飛びました。僕の場合ルームメイトが昼間は完全に眠っていて、ノックしても聞こえないのに加え、次の日に学校もあったので、失くしたその日にすぐに新しいのを作りました。ここでルームメイトについてですが、後輩の方は男子が3人だと聞きました。それなら必然的に一人以上は知らない方と一緒になると思います。その時、ルームメイトを見極めるのは出来るだけ早い方がいいです。上海外国大学は留学生がとても多いので、部屋はすぐに埋まります。なので、この人ダメだなー、と思ったら、出来るだけ早いうちに変えましょう!女子の方もそうです。僕の場合はルームメイトは十月一杯までは学校に行っていましたが、そこからは昼に寝て夜に起きて、酒を飲むという謎の生活を送っています。僕はどちらかと言うとあまり他の人に何か求めず、互いに平和に暮らせばいいという人なので、我慢していますが、それがダメな人もいることでしょう。ダメだったら呂林さんや同じメンバーと相談しましょう。それを見極めて、過ごしやすい環境で悔いのないように留学生活を送ってください。
話がかなりそれました。次に学園カードについてです。これも意外と簡単にどうにかなりました。カードを作った場所、つまり一号棟の109号室に行き、まず部屋の奥にある機械で紛失届を出し、その後に窓口の人に言えば、すぐに作って貰えます。費用は作ったときと同じく20元です。学校データとかも残っているので写真を取り直す必要もありません。中国ではよくあることですが、担当の係員の機嫌がいいと、すごく丁寧に教えてくれます。交通カードもほぼ同じ要領で、最寄りの駅で新しいのを作りました。その時は結構忙しかったので、スマホのアプリで代用していました。中国では電車もスマホで出来てしまうんですよ。便利ですよね。Metro大都会というアプリです。支付宝か微信支付と連動出来、QRコードをスキャンするだけで駅に入れます。お金は自動的に引き落としです。個人的に使ってみた結果、スマホの動きがそんなに固くなければ、こっちの方が便利だと思います。これでもうスマホとルームキーさえあれば、怖いものなしですね。その他に使ったアプリの写真も上げときました。文字数の関係で全部語ったらきりがないので、何か気になるものがありましたら、コメント欄なりSNSなりで聞いてください。
あとはここに書くべきかすごく悩みましたけど、正直に書くことにします。ずばり、お酒のことです。皆さんもご存知の通り、今年のSA中国の男子は僕一人です。中国語も正直どうしてわざわざこっちに来て勉強するの?というレベルでしたので…(もちろん自分が知らない中国の歴史や文化を感じるために来ています…)なので、段々と気持ちが浮いてしまい、とうとう家乐福で世界中のビールを買って、一人で魯迅公園で飲んでしまいました。結果はご想像の通りです。もう完全に居酒屋帰りの泥酔したサラリーマンでした。SNSに意味不明な投稿をしたり、他人の部屋の前で倒れ込んだりと、これ以上ないほど醜態をさらけました。まあそこからは、地獄続きでしたね。吐き気でで三日間エナジードリンクだけで過ごし、今でも朝はいつもその日の悪夢で目覚めてます。もう乗り越えることは出来ないと悟ったので、出来るだけ考えないようにしています…書いたらきりがないのでやめときますが、残りのSA期間、そして日本に戻ってどうすればいいのかとか、まさに「度日如年」のような日々です。そんな中でも、みんながいつもと変わらず声をかけてくれたり、励ましてくれたりと、本当に感謝しています。これきっかけは本当に些細すぎることで、今でも何であんなに気にしてしまったのかと振り返ってしまいます。僕が言っても説得力は0ですが、お酒を飲む時は出来るだけ自分で飲まない!あと自分の限界を知ってそれ以上飲まない!いい大人なのでそこら辺は気を付けないと、ですね。僕もここに書いたことで、この悪夢を乗り越えたいと考えています。上海は殆どの人にとっては初めての場所です。どうかハメを外さず、他人に迷惑を掛けない程度にしましょう。人生は一度きりです。あまり後悔の無いように過ごしたいですね。
僕がFixiの報告を書くのも次が最後です。1月13日とまさか大トリの大役だとは知らなく、その時は出来るだけ皆さんに有益な情報を書きますので、今回はこのようなつまらないことをまとめて書いてしまいました。なので、字数もかなりふくらんでいます。一読していただけたら幸いです。それでは皆さん、良いお年を。
この機械で学園カードを作り直しました。
よく使うアプリがこちらです。興味あるものがあったらコメント欄にどうぞ
雪の次の日の上海外国語大学です。綺麗ですか?綺麗ですよね(笑)。皆さんも楽しみにしててください。
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鈴木 靖梁くん
ホテルのルームキー、学園カード(食堂カード)、交通カードの紛失とそれへの対応に関する報告、ありがとう。災難続きで相当へこんだようですが、この報告のおかげで、こうした問題にどう対処すればよいか、後輩たちも勉強になったと思います。
それから、お酒についての懺悔、とても正直に梁くんの気持ちが表現されていてよかったと思います。今回の留学は学びの出発点に過ぎません。梁くんは「引子」という言葉を聞いたことがありますよね。漢方薬の効果を引き出すために使うのが「药引子」、ポンプで水を汲みだす際に入れるのが「水引子」、中国の伝統演劇で役者が登場する際に語る口上も「引子」といいます。人が教養を身に着ける際にもこうした「引子」が必要です。日本語ではこれを「呼び水」といいますが、今回の留学もまさにこの「呼び水」。知的好奇心というポンプを押せば、どんどんと中国への知識と理解が深まるはずです。
それでは、最後の報告も楽しみにしています。