2018年10月2日 SA報告ではないのですが

はじめまして。国際文化学部の4年の王林思遥です。

 

 私は中国政府奨学金を頂き、法政大学を休学し、上海の復旦大学の歴史学部に1年間留学しています。1年間の留学を決意した理由は、SAでの4ヶ月では語学力などの点から足りないと思ったのと、今泉先生の国際関係学のゼミで様々なことを学んだので中国からの視点で中国近現代史をもう少し学んでみたいと思ったからです。

 

 

1、復旦大学の生活面

 

 復旦大学に来てから語学テストはなく入学手続き、英語でのオリエンテーション、銀行口座開設などを行いました。その際復旦大学は留学生が多いため何事も早く動かなくてはいけないことを学びました。

 

入学手続きが終わった翌日、翌々日に銀行に行ったところ大学近くの2つの支店に復旦大学の分の銀行カードはないから今は開設できないと言われました。復旦大学に行く人は銀行開設は早い内に済ませてしまいましょう。

 

2.復旦大学 本科生の語学条件

 

 復旦大学で現地の中国人と授業を受ける語学条件は、不確かですがおそらくHSK6級180点以上でしょう…

 

 東京外大から私と同じように中国政府奨学金を得て管理学院で1年留学している子も大学から中国語を始め、2年の12月にhsk6級を取得しています。阪大から交換留学で来ている子は、hsk6級を取得していないため、学部の授業を受けられず語学を学んでいるそうです。

 

3.時間割

 私は以下の5つの科目を選択しました。

 

留学生高级汉语 週2

→語学力を高めたいため取りました。先生は比較的さらっと説明する感じです。周りが交換留学生でなく、本科生の留学生ばかりので能力が高く、私が苦労している下線部から文章をつくる問題を授業中にさらっと解いてしまうぐらいです。

 

国際政治学部開講科目

 

国际关系导论 Introduction to International Relation

→せっかくなので英語での国際関係のIR論の授業を選択しました。予習量が多く最初は先生に当てられ、予習の文献の要点を答えられず悔しい思いをしましたが、文献をきちんと印刷し、大事なところに線を引いたり段落ごとに要点を簡単に書いたりし、少しは理解できて来ました。インド訛りの英語がかなりきついのですが、予習をしっかりやると少しは理解ができてくる気がします。

 

近代日本与中国 (通识教育 基礎科目でしょうか?)

→近代日本と中国の歴史から日中関係を考察する授業です。授業の最後に学生が先生に質問する時間があるのですが、洋務運動や日本の明治維新など質問内容のレベルが高いです。歴史の専門用語を中国語でわからないため大変ですが、先生に次回の概要を日本語で説明して頂いたので次回は予習して頑張ります。

 

歴史学部開講科目

 

全球视野下的近代中国国际地位变迀 (3年生向け)

週2で授業

→近代の国際関係史、世界史と中国近現代史の相互関係の視点から見た中国の国際的な地位での変遷を学んでいます。下関条約や善后借款などの原文を中国語で読み、各自の疑問点について説明したり講義をしたりしています。かなり大変ですが、ノートを休み時間に見返し、不明点を先生に質問することで理解が少しできた感じがします。ただ善后借款で金融について深い内容になった際はあまり理解できず、どこがわからないかもわからない状態になってしまいました。

 

中国近現代史 (2年生向け)

→中国近現代史の基礎を学ぶために選択しましたが、1番理解ができず困っていて高いお金を出して履修を取り消そうかと思うぐらい悩んでいます。(履修登録の時期をすぎましたが、中間試験の時期である10月末くらいに138元だすと履修を取り消すことができます。)中国人曰くこの先生は早口だから私達でもわからない時があると言われました。PPTを元に説明しているのですが、先生がPPT以外に書いてあること以外も話しているためついていけません。1枚のPPTのスライドのまま135分話しているのです…となりの方にノートを見せてもらい、自分がいかに理解できていないか知ると同時にこの内容なら聞き取れる気がしないと感じました。頑張ってみるか、取り消すか迷っています。

 

 

 授業の予習や復習が大変で、週2〜3日は夜の1〜2時まで予習をし、翌日は7時に起きる生活をしています。授業中、授業終わりでも不思議なことに眠くならず勉強できるので大丈夫だと思っていました。しかし昨日友人と1日たくさん歩いて遊んだ際体調が悪くなり心配をかけてしまったのでこの生活は良くないと思いました…12時までには課題が終わるぐらい頭が良くなりたいです。

 

 国慶節は、体調を優先し、先週の復習を終わらせるようにすることを目標にして頑張ります。SA生も体調に気をつけて留学生活を楽しんで下さい。時間割的に月、火、土日は時間があるので何か聞きたいことがあれば復旦大学まで遊びに来て下さいね(^-^)

 

時間割

    • 鈴木 靖
      鈴木 靖

      王林さん

       

       国費留学についての報告、どうもありがとう。

       SA中国の場合、SAから帰国した後、派遣留学や中国政府奨学金などを通じて長期留学する人が少なくありません。しかし、これまではその留学先でのようすを知る機会がなかったので、王林さんの報告は後輩たちにとってとても参考になると思います。

       これからもぜひ留学先での学習や生活のようすをお知らせくださいね。楽しみにしています。

      • 渡辺 昭太
        渡辺 昭太

        王林さん

         

        報告どうもありがとう。

         

        さすがに普通進修生ともなると、濃密な授業をたくさん履修できますね。

        王林さんのいう通り、予習は必須ですね。最初は大変かもしれませんが、継続することで知識も語学力も付き、総合力がアップすることは間違いないと思います。

         

        体調には気を付けて、引き続き頑張ってください。

        今後も、時々投稿してください。お待ちしています。

         

        渡辺

      最新のコメント

        • 梁 錦川
          梁 錦川 さんが 2020年1月5日(日) にコメント (): 吉永さん、SA中国の皆さん、こんばんは。 4ヶ月間お疲れ様でした。そして成人おめでとうございます! 写真の皆さんの笑顔はとても素敵です。 これからが大変か...
          • 鈴木 靖
            鈴木 靖 さんが 2020年1月5日(日) にコメント (): 吉永さん  帰国のご報告、どうもありがとう。  曽先生からもお知らせいただきましたが、みなさん無事帰国されたとのこと。写真を見ても、元気そうなので安心しまし...
            • 鈴木 靖
              鈴木 靖 さんが 2020年1月3日(金) にコメント (): 山元さん  中国は大陸的なおおらかさが残っているところがいいですね。  fixiでのみなさんのご報告、私も楽しく読ませていただきました。最後まで忘れずに報告...
              • 鈴木 靖
                鈴木 靖 さんが 2020年1月2日 にコメント (): 許さん  お勧めのお土産の紹介、ありがとう。  帰国報告会で会えないのは残念ですが、SA中国のすべてというfixiへの投稿、楽しみにしていますね。  それ...

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