第６回　漢代～漢民族の形成と紙の誕生

　秦が天下統一からわずか十四年で滅んだ後、中国をふたたび統一したのは漢でした。
　儒教思想をもとに新たなナショナル・アイデンティティーを築いた漢の名は、やがて中華民族の代名詞となっていきます。
　漢代には、中国の文化史上、画期的な事件が起こります。紙の誕生です。紙という安価な書写材料の誕生により、それまで歴史の闇に消えていた多くの文学作品が記録され、後世に伝えられました。後漢末の実話を描いた長編叙事詩「焦仲卿の妻」もそうした作品の一つです。

	【事前学習】「紙の世界史」（ピエール＝マルク・ドゥ・ビアシ著『紙の歴史』創元社、2006年より）
	【スライド】第６回授業スライド
	【映像資料】秦の滅亡（NHKスペシャル『故宮』第３集より）
	【映像資料】漢の誕生（NHKスペシャル『故宮』第３集より）
	『撫順の戦犯が赦された歴史を忘れない』（NPO中帰連平和記念館 2019年）
	【映像資料】The traditional handicrafts of making Xuan paper（安徽省涇県の宣紙の作り方 UNESCO）
	【映像資料】ow Parchment is made（羊皮紙の作り方 BBC）
	【映像資料】How To Make Papyrus Paper（パピルスの作り方 Youtube）
	【映像資料】放馬灘紙（NHKスペシャル『故宮』第４集より）

課題

　授業への事前学習のため、毎回短い文章を読んで課題を提出していただいています。

　第６回の課題はHoppii（学習支援システム）にアップしてありますので、次回の授業までに提出してください。なお、締め切りを過ぎると課題が提出できなくなりますのでご注意ください。

　▶hoppii（学習支援システム）＞中国の文化Ⅸ＞課題 第６回