第11回 科挙制度と「負心」文学の誕生
唐宋変革期を経て、中国社会は貴族の時代から庶民の時代へと姿を変えていきます。
科挙は、身分や家柄に関係なく、誰もが官吏となって政治に参画し、富と栄誉を得る機会を保障しました。その結果、中国では社会階層の流動性が高まり、教育が普及していきます。
文学の主体も貴族から庶民へと移り、韻文での詞の隆盛とともに、宋代には本格的な演劇が登場します。しかしその草創期の題材となったのは、科挙に合格した男たちの裏切りを描いた「負心」物語でした。
![]() |
授業スライド |
![]() |
科挙制度(NHKスペシャル「故宮」第6集より) |
![]() |
「受験生ブルース」(中川五郎作詞・高石友也作曲 1968年) |
![]() |
越劇「情探」(紹興小百花越劇団) |
![]() |
江林と衛鉄民(中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第4集より) |
![]() |
受験勉強(中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第9集より) |
![]() |
別れ(中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第11集より) |
![]() |
求婚(中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第24集より) |