第12回 北宋時代(上)科挙制度と「負心」文学の誕生: リビジョン

最終更新: (更新者 鈴木 靖

 第11回 科挙制度と「負心」文学の誕生


 唐宋変革期を経て、中国社会は貴族の時代から庶民の時代へと姿を変えていきます。
 科挙は、身分や家柄に関係なく、誰もが官吏となって政治に参画し、富と栄誉を得る機会を保障しました。その結果、中国では社会階層の流動性が高まり、教育が普及していきます。
 文学の主体も貴族から庶民へと移り、韻文での詞の隆盛とともに、宋代には本格的な演劇が登場します。しかしその草創期の題材となったのは、科挙に合格した男たちの裏切りを描いた「負心」物語でした。

 

11.pdf 授業スライド
科挙制度.mp4 科挙制度(NHKスペシャル「故宮」第6集より)
   
   

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