18g1216 高木美緒「韓国と日本のお笑い~現役お笑い芸人へのインタビューをもとに」(2021年度国際文化学部卒業論文).pdf

    • 小中 彩音
      小中 彩音

      今回の論文では斬新なテーマを取り扱ってくださっていて、新鮮で楽しく拝読させていただきました。その中でも特に韓国ではお笑い芸人が放送局に所属するシステムであり、固定ユニットやコンビはあまりない、とのお話に大変驚きました。また日本では特に関西において、ツッコミやオチなどのお笑いの様式美が一般社会にも浸透していますが、韓国にもこのような地域があるのでしょうか。

      末尾になりましたが、卒業論文の執筆お疲れ様でした、とても面白かったです!

      • 山形瑞希
        山形瑞希

        お笑いというテーマで、私があまり知識のない分野を取り扱ってくださったので興味深く読み進めることができました。韓国というと、K-popやドラマのイメージが強かったのですが、お笑いという新たな視点を知ることができ、大変勉強になりました。

        特に印象に残ったのは、韓国の芸人さんの雇用体系と芸人になるまでの道のりの違いでした。私自身、チケットノルマ制というのをダンスなどのショーで経験したことがあります。確かに出演料などは売り切れればかからないですが、自分自身で売らなければならないので、事務所などに、ある意味守られて活動したほうが安全に感じました。そして、多くの韓国の新人芸人さんは大きなコメディー番組を目指して苦労を積んできましたが、その番組が終わってしまう事態が起きてしまい、自分のネタを披露する機会が失われてしまったのが残念に思いました。日本に比べて見せ場が少ない彼らにとって深刻な事態であるので彼らのチャンスが増えることを願います。個性が大事とされる世の中でSNSの発信が盛んに行われていますが、最近YouTubeなどの媒体で再生数を伸ばすことが難しいと言われています。単純に競争相手が多く、人の目に届くのに一苦労するからです。そんな中で、個性をつけようと韓国ネタを多く作った彼は事務所とサークルで異なる意見をもらったりと、様々な価値観で受け入れてもらうのは難しいと思いました。受け取る側もそれを理解し、その人が大切にしたいことを知ろうとする努力が必要だと思います。

        更に、イさんの経歴を見て、やはり人間は自分の選択で自分の道を切り開いていくのだと感じました。彼のように自分の心が動かされる方向に従うと、道は見つけられるし、いくらでも自分を変えていけるのだと気付かされました。これからの時代、さまざまな予測不可能なことを経験していくと思いますが、イさんのように自分の軸を持って前向きに取り組んでいければと存じます。

        素敵な論文をどうもありがとうございました