2020年度中国語科意見交換会メモ

2020年度 中国語科意見交換会 メモ

 

開催日時:2020年9月14日(月)13:00~14:40

参 加 者:28名(順不同、敬称略)
祝振媛、渋井君也、劉光赤、薬進、高田裕子、劉渇氷、三田村圭子、青木正子、永江貴子、沈小南、福木滋久、斉霞、鷲巣益美、大江千晶、耿函、鈴木直子、山本律、余瀾、渡部れい子、池田麻希子、野村英登、篠田幸夫、user(不明)

鈴木靖、曽士才、渡辺昭太、王安、岩田


1、秋学期の授業実施方法について説明

 

2、秋学期授業に関する質疑応答 事前質問に対して説明

 

オンライン授業の授業時間配分について

斉:30人以上いるがクラス分けするべきか検討する。春学期zoom授業の際、法政の学生はビデオOFFで参加していた(他大学は最初からビデオONで参加する学生が多かった)。ビデオONの強制はできないが、発音の時だけ口の動きをチェックしたいから顔を出してほしいと説明し、ONにしてもらっている。必修授業は30名以上のクラスが多いため、誰が誰だか分からない。
→ (回答)限られた通信環境(速度制限)のためビデオOFFにする学生も多い。

 

学生への配慮について:
薬進:提出物の締め切り日程の配慮(月末)は必要か。それほど容量が多くないファイル(音声・word)については問題ないのではないか。
→ (回答)とくに問題はないと思うが、通信制限で提出が遅れた学生がいた場合、配慮をお願いします。


3、その他の質問

 

薬進:他大学では、リアルタイムよりもオンデマンド+フィードバックの方が効果があるというアンケート結果もある。法政ではどうか。
→ (回答)夏休み中、法政では学生に対するオンライン授業アンケートが行われた。現時点では結果が公開されるか不明(されるはず?)。また、中国語の場合は、発音指導が受けられないことを不安に感じる学生も多かったため、リアルタイム授業も取り入れて欲しい。

 

斉:他大学で事前にzoom講習会が3回ほどあった。法政のzoomはチャット機能やグループアウトセッションができなかったため、春学期の初めはYouTubeに自分で撮影した動画をアップして発音の口の形を見せながら、掲示版を使ってチャット機能で学生とのやりとりをしていた。
→(回答)法政zoomもグループアウトセッション、チャット機能、ホワイトボードも使えるのでぜひ設定してください。


渋井:zoom授業について、ノートPCがない、WiFi環境が整っていないから欠席する学生に対する配慮について
→(回答)学生に対する授業環境支援がある(hoppiiのトップページに掲示あり)ので、それを周知して欲しい。PC貸与は9月23日(水)17:00申請締め切り、費用補助は9月30日(水)17:00に申請締め切り。


4、春学期オンライン授業に関するご意見

 

<オンデマンド型授業(資料配信型)関連>
 音声編集、資料作成に時間がかかる
 課題提出の採点が大変、繰り返し学習することができる
 個別フィードバックにより、学生はきちんと指導してもらえていることを実感できる
 音声合成して提出する学生もいるので対応に苦慮する
 ファイルによっては開けないものもあった。
 いいソフトが沢山あるので、正しい評価ができるような課題の提出方法を考えている


<リアルタイム型授業(zoomなど)関連>
 教材作成作業は時間がはぶける
 学生の反応がわかる
 発音を徹底的に指導できる
 リアルタイムでやることで学生の学習意欲の改善がみられた
 ビデオONのメリットを学生にはっきり伝える、ONにするためには雰囲気作りが大事
最初zoom授業の自信はなかったが、効果はあったと思う
 zoomでやると学生の反応がよかった
 zoomのブレークアウトセッションを活用したが、学生から学生同士で会話ができて良かったという意見があった。
 個別ブレイクアウトルームをつくり、そこに教員が訪問して一人一人に発音を聞いた。タイムロスはあるが直接指導をすることができた。毎回の学生同士の練習が奏功して効果があった。
 秋学期からzoomを取り入れる予定。


<試験について>
 時間制限を設定して試験を実施すると(通信環境の影響で提出できなかった場合はメールで提出)、できる学生と出来ない学生の差が出た。
 音声ファイルをhoppiiから提出させた。
 試験は、Hoppiiのテスト・アンケート機能を用いて実施した。

<その他>
 ピンイン、簡体字を書けない学生も多く、手書きした課題を写真で提出してもらうようにした。
 学生ひとりひとりへのフィードバックは非常に大事である(例:音声ファイルを提出させて、授業までに直すよう個別に指示するときちんと直してくる)。
今年度は学生が良く頑張っているため(e宿題への取り組みも熱心)、評価の差がつかなかったためテスト等で差をつけた。