2018-05-01(火)〜04(金)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言: リビジョン

最終更新: (更新者 鈴木 靖

2018-05-01(火)〜04(金)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言


2018-05-01(火)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言


2018-05-02(水)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言


2018-05-03(木)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言


2018-05-04(金)壬生狂言・千本ゑんま堂大念佛狂言


 

壬生狂言春の公開

 と き   4月29日~5月5日(7日間) 毎日午後1時~5時半ごろ  毎日5番上演 
                        初番の狂言は毎日「炮烙割」です。

     5月5日のみ夜の部があり、午後6時~10時ごろ。6番上演。

◎ 開場は12時半頃予定(天候等の事情により、早まる場合があります)。

◎ 全席当日の自由席のみ、予約席や指定席はありません。

◎ 鑑賞料  大人 ¥1000. 中高生¥500. 

◎ 約400席が満席の場合は、やむなく入場制限することがございます。

◎ 鑑賞席での写真・ビデオなどの撮影は、かたくお断り致します。

 ところ   京都市中京区四条坊城南入る  壬生寺境内北側 重要文化財 大念仏堂(狂言堂)舞台にて

 最寄り駅  市バス・京都バス「壬生寺道」 阪急電車「大宮」嵐電「四条大宮」下車

       駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。


 壬生狂言の由来

「壬生さんのカンデンデン」と大昔から京の庶民大衆に親しまれて来た壬生狂言は、今年も例年通り700年の
伝統を保って一般に公開されます。

 「壬生大念佛会」は壬生寺の年中行事の法要であって、狂言は本来この期間、朝・昼・夜の勤行のうち昼の
お勤めとして、壬生大念仏講中が壬生寺ご本尊の地蔵菩薩に奉納するものであります。

 

 今から約 700年前の鎌倉時代、正安2年(1300)に、壬生寺を大いに興隆された上人が、一般大衆に最もわ
かりやすい方法で仏の教えを説こうとして、一般の能狂言とは異なり、身ぶり手ぶりのパントマイムに仏の教
えを仕組まれたのが、壬生狂言の始まりと伝えます。永い間には大衆の娯楽である演劇の面でも発展し、本来
の宗教劇のみならずレパ-トリ-をひろげて現在は30番の演目があります。近年、民俗文化財としての評価が
高まり、昭和51年には国の重要無形民俗文化財として、京都府下からは第1番に指定をうけています。
また、舞台は特異な建造物であり、昭和55年に国の重要文化財に指定されました。

 平成30年春 壬生狂言番組予定表

 毎日 13:00~  1番目  2番目  3番目  4番目  5番目  6番目
 4月29日(祝)  炮烙割  道成寺  玉藻前  愛宕詣  大江山  
   30日(休)  炮烙割          
 5月 1 日 (火)  炮烙割  花盗人  鵺  酒蔵金蔵  安達が原  
   2日(水)  炮烙割  花折  道成寺  節分  熊坂  
   3日(祝)  炮烙割  土蜘蛛  大黒狩  大仏供養  橋弁慶  
   4日(祝)  炮烙割  紅葉狩  花 折  舟弁慶  餓鬼角力  
   5日(祝)  炮烙割  賽の河原  桶 取  堀川御所  羅生門  
    〃  夜   結願式  本能寺  大原女  土蜘蛛  湯 立  棒 振


白空欄の演目は、当日に決まります。

今年度の壬生狂言公開には、公益財団法人京都市文化観光資源保護財団の助成を受けました。
ここにご報告すると共に、感謝の意を表します。

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      京都古文化保存協会の春期非公開文化財の特別公開

 ◎壬生寺本堂   本尊・延命地蔵菩薩像(重文)・襖絵・障壁壁画 あだち幸作・壬生狂言古衣裳 
 ◎文化財展観室  長谷川等伯筆 列仙図(重文)・ 壬生狂言古面など
 ◎京都市指定名勝 庭園            本堂内・庭園では、説明をいたします 
 期 間 4月27日(金)~5月6日(休) 時間 午前9時~午後4時
 拝観料 大 人 800円・中高生 400円・小学生 300円(団体15名以上事前に事務局にご連絡下さい。075-754-0120)

 


 

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 F944BB65-6BEB-48A0-8A7D-C760DE5D8181.jpeg【参考文献】

 

〔書籍〕

・森康尚編『千本えんま堂大念仏狂言台本集(千本えんま堂資料一)』(自費出版、1974年)

・芸能史研究会編『日本庶民文化史料集成⑷ 狂言』(三一書房、1975年)

・宮尾しげを『地方狂言の研究』(檜書店、1977年)

 

〔雑誌論文〕

・永田衡吉「京都・千本えんま堂の狂言」(民俗芸術1929年5月)

・永田衡吉「千本狂言の『悪太郎』」(民俗芸術1929年5月)

・宮尾しげお「地方に残る珍しい狂言(33)京都閻魔堂狂言『木の本地蔵』」(観世、1973年4月)

・宮尾しげお「地方に残る珍しい狂言(34)京都閻魔堂狂言『花折り』」(観世、1973年8月)

 

 

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