第１２回　北宋時代（上）科挙制度と「負心」文学の誕生

　唐宋変革期を経て、中国社会は貴族の時代から庶民の時代へと姿を変えていきます。
　科挙は、身分や家柄に関係なく、誰もが官吏となって政治に参画し、富と栄誉を得る機会を保障しました。その結果、中国では社会階層の流動性が高まり、教育が普及していきます。
　文学の主体も貴族から庶民へと移り、韻文での詞の隆盛とともに、宋代には本格的な演劇が登場します。しかしその草創期の題材となったのは、科挙に合格した男たちの裏切りを描いた「負心」物語でした。

	【スライド】授業スライド
	【映像資料】科挙制度（NHKスペシャル「故宮」第6集より）
	【音声資料】「受験生ブルース」（中川五郎作詞・高石友也作曲 1968年）
	【映像資料】越劇「情探」（紹興小百花越劇団）
	【映像資料】江林と衛鉄民（中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第4集より）
	【映像資料】受験勉強（中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第9集より）
	【映像資料】別れ（中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第11集より）
	【映像資料】求婚（中国ドラマ「愛是一顆幸福的子弾」第24集より）