中国語8
【授業の概要と目的】
この授業ではHSK(漢語水平考試)3-4級に合格に必要なリスニング力を身につけます。
HSK(漢語水平考試)は、中国政府公認の中国語能力試験で、留学や就職など様々なシーンで活用できる資格です。授業ではe-Learning教材を利用し、過去問題のディクテーションを行いながら、リスニングに必要な語彙力や文法力を高めていきます。
【到達目標】
この授業の到達目標は以下の通りである。
(1)過去問題のディクテーションを通じて、HSK3-4級合格に必要なリスニング力を身につける。
(2)過去問題を解き、HSK3-4級合格に必要な語彙力、文法力を身につける。
【授業の進め方と方法】
授業は、自宅でのe-Learning教材による予習と教室での対面学習を組み合わせたブレンド型学習によって行います。具体的な進め方は以下の通りです。
(1) 授業前の事前学習授業前にパソコンまたはスマートフォンを使い、HSK3-4級の過去問題の中から指定された範囲のディクテーション(全文の聞き取り)を行います。
(2) 授業の進め方と方法
①小テスト(前回の学習内容の復習テスト)
②リスニング問題の解説及び解答の作文練習
③リスニング問題のスキットを用いた会話練習、ロールプレイ練習
【授業計画】
第1回 ガイダンス:授業概要の説明 HSK四級必修単語集の紹介
第2回 HSK3級リスニング対策①:第一部分 1-43( 教材 )
第3回 HSK3級リスニング対策②:第二部分 44-85( 教材 )
第4回 HSK3級リスニング対策③:第三部分 86-131 ( 教材 )
第5回 HSK3級リスニング対策④:第四部分前半 132-169( 教材 )
第6回 HSK3級リスニング対策⑤:第四部分後半 170-200( 教材 )
第7回 HSK3級模擬試験と総括( 教材 )
第8回 HSK4級リスニング対策①:第一部分前半 0-36( 教材 )
第9回 HSK4級リスニング対策②:第一部分後半 37-60( 教材 )
第10回 HSK4級リスニング対策③:第二部分前半 61-106( 教材 )
第11回 HSK4級リスニング対策④:第二部分後半 107-126( 教材 )
第12回 HSK4級リスニング対策⑤:第三部分前半 127-190( 教材 )
第13回 HSK4級リスニング対策⑥:第三部分後半 191-242( 教材 )
第14回 HSK4級模擬試験と総括( 教材 )
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
授業前に以下の事前学習を行うこと。
①パソコンまたはスマートフォンを使い、HSKリスニング問題のディクテーション(全文聞き取り)を行う。毎回のディクテーション範囲は予め教員が指示する。
②前回の場面の中の指定された範囲を暗記し、ロールプレイができるよう準備する。
【テキスト(教科書)、参考書】
特定のテキストは使用しない。必ずしも購入する必要はないが、有用な文法書として以下のものをあげておく。
・劉月華(他)2001『実用現代漢語語法(増訂本)』北京:商務印書館
・守屋宏則1995『やさしく くわしい 中国語文法の基礎』東京:東方書店
・相原茂(他)2016『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』東京:同学社
【成績評価の方法と基準】
成績評価は以下の基準によって行う。
①毎回授業の初めに行う小テストの平均点。小テストは100点満点で行い、そのうちの40点はeラーニングによる事前学習の実施状況とする。[80%]
②ロールプレイの内容(暗記、流暢さなどを総合して判断)。[20%]
以上の①と②を総合して100%とし、60%以上の得点を取った者を合格とする。
【学生が準備すべき機器他】
PCまたはスマートフォンとインターネット環境
【その他の重要事項】
・本講義は全回の出席が評価の前提である。即ち、欠席は原則的に認めない。・体調不良等のやむを得ない事情がある場合は、各種証明書を提出するなど、各自で然るべき対応を取ること。
・小テストは毎回授業の最初に行うので、遅刻は厳禁。