こんにちは、復旦大学に留学している王林思遥です。今回は中国政府奨学金について説明します。
中国政府奨学金には日中友好協会と学生機構奨学金(jasso)が窓口となり毎年12月の終わりか1月ぐらいから募集が始まります。奨学金を考えている方はこの時期になったらホームページをチェックしておきましょう。リンクを載せておきますね。
日中友好協会
jasso
ryugaku.jasso.go.jp/scholarship/scholarship_foreign/china/scholarship_cn/
友好協会とjassoの奨学金を併願して応募することはできません。私はjassoの方が募集人数が多いのと、先輩から友好協会は初めて中国に行く人を優先するから合格は難しいと聞きjassoを通して応募しました。
ただ友好協会でも北京や上海に交換留学してから奨学金応募して復旦大学に留学している子が2人います…友好協会は初めて中国に行く人を優先するかどうかはわからないです…
jassoの奨学金を応募する際の注意点について話します。
1専攻について
* 留学生のみで中国語や中国文化等を学ぶコースは本奨学金の対象ではない。
→ホームページにはこう書いてありますがこれは嘘です!!むしろ専攻が中国語の人の方が多いです。
中国政府奨学金からでも専攻を中国語にすると留学生のみで中国語や中国文化、中国経済などを学ぶコースになります。なので中国人と一緒に授業を受けたいのでしたら専攻を中国語以外にすることをお勧めします。
専攻は慎重に選びましょう!学びたいことによって留学生だけで学ぶコースの方がいい場合があるので注意が必要です。
管理学院で学んでいる友人が中国の経済とか中国について学びたいのに管理学院の科目は自分のやりたい科目ではないと気づきて、留学生のみで中国語や中国経済を学ぶコースに入りたかったと後悔しています。
中国の経済に興味があるから安易に専攻を経済、金融、管理にするのはよくないです。応募する前に経済学、金融学、管理学の本などを読みどういう学問か知ってから専攻を決めた方がいいと思います。
私は応募前にゼミの先生と専攻について本を読んだり話しながら決めたので専攻のミスマッチはあまりないです。しかし日本の歴史学と中国の歴史学には違う点があることに気づいて少しがっかりしています。中国の歴史学について応募前や留学前に靖先生にもっと相談すればよかったと後悔しました。
ちなみに自分の専攻以外の学部の科目も履修できるので、様々な学部がある大学を選んだ方がいいと思います。
中国の視点から近現代史を学ぶことができ新しい発見があり面白いです。ただ日本で国際関係学を学んでいたからか歴史学だけでは物足りないと感じ、国際政治系の科目も履修しています。国際政治学部がある大学に派遣されて本当に良かったと思っています。
ただ中国語を学ぶコースはクラスが決まっているので履修や聴講は厳しいです。
2 応募書類
奨学金を応募する際は提出書類が多いので1つずつ丁寧に確認しましょう。私は締め切り2週間前に高校の成績表も提出すると知り急いで取りに行きました。
志望動機は考えるのに時間がかかるため募集要項が発表される前から考えておきましょう。
書類は締め切りまでに提出するのが原則ですが締め切りすぎてもたぶん大丈夫です。というのも、友人は足りない書類があるため諦めていましたが、外大のような人に是非応募してほしいから締め切り過ぎても書類を出してほしいと言われたそうです。無事に復旦大学に留学しています。